Mr.インなんとか観ました。

★★★★☆
スーパーヒーローであるには敵の存在が必要、
有り余るパワーを発散させるための反対勢力。
かつては犯罪や事故から市民を守り愛されていたスーパーヒーローた
ちは治安回復とともに破壊された街などの損害賠償の方が大切になり、
ヒーローは必要とされなくなり今ではひっそりと暮らしている。
インクレディブルも同じくスーパーパワーを持つ妻と結婚し3人の子供
をもうけている。

フツーの人として暮らすインクレディブルが切ない。かつて人々か
ら愛されたのに、今は世間の目を避けるように暮らしている。贅肉
に覆われたウエスト、少し走っただけで上がる息。妻の尻にしかれ、
子供に手を焼く。一番好きな人助けをできないもどかしさ。
かつての栄光を思い出せば思い出すほど、今の自分との落差が許せな
くなる。そんなインクレディブルの気持ちが痛いほど伝わってくる。

登場人物のスーパーパワーがそれぞれ個性的。家族のメンバーそれぞれが
協力して長所を活かしあうという理想の家族構成。
表情・動きがとても洗練され、時にユーモアも交えながら敵と闘う展開は
一気に最後まで見せる。政治的なメッセージを抜きにしても、
家族の愛をテーマにした明快で爽快で愉快な作品でディズニーらしい。

最後は再評価されるであろう往年のヒーロー感は
子供受けよりも、お父さんお母さんの方が共感して楽しめそう。
ネタバレ:お母さんはバーバパパみたいです。きっと夜は色んな...

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公式サイト http://www.disney.co.jp/incredible/